今回は前回までの一人打ち込み(壁打ち込み)とは違い、実際に相手と組む際の相手の柔道着の取り方について書いていきたいと思います。
相手の柔道着をつかんだり、つかみにいくことを『組み手』といいます。もっと上達してくると相手から組まれても切り離したり、相手の力が発揮できないようにするなど、実際の試合では目では見えないものも含めて大きなくくりのことを『組み手』いわれます。今回は、この組み手についてフォーカスして書いていきたいと思います。
では、始めましょう!!
1.右組み・左組み
2.相四つ・ケンカ四つ
3.組み手の基本法則
4.まとめ
まず基本の組み方として、片手で前襟、逆の手で袖を握ることを基本の組み方としています。ただ試合の場面や上級者になると瞬間的に両襟や両袖、片手を背部を握ったりすることもありますが、本来は前襟と袖を握ることが基本となります。
また組み方も2種類あり、右手で前襟、左手で相手の右袖を握ることを『右組み』といい
『右組み』
その逆で左手で『前襟』、右手で相手の左袖を握ることを『左組み』といいます。
『左組み』(組み合っているところがなかったので、技をかけているところで)
これを前提として話を進めていきましょう。
では続いて、相四つ・ケンカ四つについてご説明します。柔道では先ほど挙げた通り右組みと左組みがあることは分かったと思います。
では、選手によって組み方が違うとどんなことがおこるでしょう?
対戦選手によっては私が右組み・相手も右組みとなるパターンのことを『相四つ』といいます。どういう状態かというとお互いに引き手や釣り手が持ちあえる状態です。
しかし、対戦選手が左組みだとどうでしょう?自分の引き手・釣り手と相手の釣り手・引き手が同じになってしまいますね。この状態のことを『ケンカ四つ』といいます。
このように実際に対戦する場合には、相四つ・ケンカ四つという組み手のパターンに応じで組み方を変える必要があります。
では、次にその組み手の取り方について解説していきましょう。
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